吉永小百合「虹が出たような気分」 立ち見出る盛況に感謝感激

[ 2014年10月12日 05:30 ]

映画「ふしぎな岬の物語」初日舞台あいさつを終え、客席に7色のサインボールを投げ入れる(左から)笑福亭鶴瓶、吉永小百合、竹内結子

 吉永小百合(69)の企画、主演映画「ふしぎな岬の物語」(監督成島出)が11日、全国286館で封切られた。東京・丸の内TOEI(1)には笑福亭鶴瓶(62)や竹内結子(34)ら、舞台公演で欠席した阿部寛(50)を除く主要キャストが集まり、吉永初プロデュース作の門出を祝った。

 モントリオール世界映画祭での2冠が弾みとなり、立ち見も出る盛況ぶり。出演118本目にして初めて味わう緊張感。これまで初日には感極まって涙を浮かべることが多かった吉永も「プロデューサーとしてきょうは泣くまいと心に決めてきた」と舞台に立ち、「前夜は眠れませんでしたが、皆さんのお顔を見て、虹が出たような気分です」とあいさつ。最後はモチーフになった虹に絡め、7色のサインボールを客席に投げ入れて感謝の気持ちを伝えた。

 吉永が出演した鶴瓶司会のTBSトーク番組「Aスタジオ」が、公開前夜祭として10日深夜に放送された。「見ないで寝ようと思いましたが、つい見てしまい…」と、寝付けなかった理由を笑顔で明かした。

 公開を前に受けた取材は紙媒体57、テレビ番組25など計89本と宣伝にもフル回転。12日は名古屋と大阪、15日が千葉県木更津、18日が新潟県長岡とキャンペーンは続く。台風19号の進路が気になるが「心配ですが、私は晴れ女。心の中に“てるてる坊主”を作って頑張ります」と気合を入れた。

 配給の東映によれば、興行収入14億2000万円を記録した吉永の前作「北のカナリアたち」を上回り、同20億円も狙える好スタートとなった。

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2014年10月12日のニュース