「マッサン」好調のカギを握るのは“怖すぎる”泉ピン子

[ 2014年10月8日 10:38 ]

「マッサン」に出演する(左から)泉ピン子、玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス

 9月29日にスタートしたNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」。ウイスキーづくりに情熱を注いだ“マッサン”こと亀山政春(玉山鉄二)とその妻エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)の生涯を描いた作品は、初回視聴率21・8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と好スタートを切ったが、そのエリーを良く思わない姑を演じる泉ピン子が、視聴者に注目を浴びている。

 データニュース社が行なっているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」に寄せられた第1週放送分の回答によると、回答総数830件中65件が主人公エリーに関するもので、「エリーのたどたどしい日本語がかわいい」「エリーの演技と可愛らしさに釘づけ」など、好意的な意見が多数。否定的な意見は「主人公が外国人ということにまだ慣れない」という1件のみだった。

 泉ピン子に言及した回答は56件、そのうち「泉ピン子が嫌い」「泉ピン子が良くない」といった否定的コメントは13件。残り43件は「意地悪ピン子がいい味出してる」「泉ピン子さんが怖すぎる。」「泉ピン子が強烈」など、鬼のような姑を自然に演じる泉ピン子のインパクトが予想以上に強いようだ。

 回答の中には泉ピン子の代表作であり、嫁姑ドラマのスタンダード「渡る世間は鬼ばかりのよう」(TBS)との声もあり、挑戦的な外国人ヒロインという設定の中で、視聴者が比較的好む嫁姑ドラマであることが、好調の理由の1つと言えそうだ。

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2014年10月8日のニュース