上原多香子「なんで…」夫TENNさん自殺まだ受け入れらず

[ 2014年9月27日 05:30 ]

死亡したTENNさん(左)と妻で歌手・タレントの上原多香子

 SPEEDの上原多香子(31)の夫で、ヒップホップグループ「ET―KING」のメンバーTENN(本名森脇隆宏)さん(享年35)が首をつって死亡しているのが見つかってから一夜明けた26日、所属事務所がファン向けの遺書を公開した。一方、上原は終日、大阪市天王寺区の自宅マンションで過ごした。遺体にはいまだ対面できず、急に泣きだしたりすることもあるという。

 上原の所属事務所によると上原は、25日夜に大阪入りしたSPEEDの仲間、今井絵理子(31)やスタッフらに付き添われ、自宅で夜を明かした。目は腫れ、やつれた様子で食欲もないという。気丈に状況を説明しようとしたりする一方で、急に取り乱したりするなど、動揺の色は濃いという。

 「なんで、こういうことになったのか分からない」と強いショックを口にし、「最近、様子がおかしいと感じることもなかった」と話している。

 一方、TENNさんの所属事務所は、遺書のうち、ファンに宛てて書かれた部分を公式ホームページで公開した。

 「みんなのおかげで音楽をやってこれました。ET―KINGの音楽は、時間をこえて、時代をこえても、ずっと側(そば)にある音楽だと思っています。メンバーのこれからを応援してあげてください。本当にありがとう」

 関係者によると、遺書は紙3枚にわたり、一つの文章としてつづられており、ファンや他のメンバー、家族らへの言葉が連ねられていた。上原へのメッセージもあった。「今後も活動を頑張っていってほしい、というニュアンスだった」という。

 遺書からも、TENNさんが死を選んだ理由は不明のまま。TENNさんの所属事務所は「生前に、金銭や対人関係などトラブルは一切把握していない。精神的な病気にかかったことも、通院歴もない」と話している。

 TENNさんの遺体はこの日、司法解剖を終え、27日に通夜が営まれる大阪市内の斎場に移される。上原はこの日は報道各社にコメントを出さなかった。担当者は「まだ精神的に、そういう段階にない。通夜、葬儀で思いを伝えるつもり」と説明した。

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