和久井映見“新境地” 共演谷原のセリフに「ゾワッとした」

[ 2014年9月26日 17:00 ]

TBS系ドラマ「月に行く舟」の制作発表に臨んだ(左から)北川悦吏子さん、和久井映見、谷原章介

 女優・和久井映見(43)と俳優・谷原章介(41)が共演するTBS系のスペシャルドラマ「月に行く舟」(10月4日午後2時~)の製作発表が26日、都内で行われた。

 「ロングバケーション」、「ビューティフルライフ」などで知られる脚本家・北川悦吏子さん(53)が、昨年の「月に祈るピエロ」に続いて故郷・岐阜県を舞台に書き下ろした大人の恋物語。秘めた思いを抱える盲目の女性という新境地に挑んだ和久井は、「目が見えない方でも絶対にギラギラした瞬間があるし、たたえる苦しみや悲しみもある。どちらも役の中できちんと出していかなければという思いでカメラの前に立ちました」と振り返った。

 谷原とは、今年4~6月放送のTBS「ホワイト・ラボ~警視庁特別科学捜査班~」をはじめ何度も共演しており、「前もって言葉を交わさなくても、私は自分の仕事をきちんとすればいいという絶対的な安心感がありました」と笑顔。ただ、「いつもは目を合わせての仕事ですが、今回は(盲目のため)1度も目を見ることがなかった。ベンチで2人で座っているシーンなどでは、その空気感で引っ張っていただいた」と感謝した。

 一方の谷原も、「すべてのエネルギーを本番に向けてひとつひとつため込んいく、純粋に打ち込まれる方なので、僕も負けないように受け止められるだけのエネルギーをためようと演じました」と述懐した。

 北川さんは、「一風変わったものがやれると思い冒険したけれど、こんなに素敵な作品になってうれしい。3回も見ちゃいました」と自画自賛。北川脚本初参加となった和久井も、「1日の出来事ですが、それぞれのセリフによって世界観が広がる。皆の会話のやりとりで、その人がこれまでどう生き、これからどうなっていくかが想像できる素敵なセリフがちりばめられています。谷原さんの“いえ”と2回繰り返すセリフにはゾワッとしました」と感激の面持ちだった。

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