伊勢谷友介 日韓合作「ザ・テノール」は「“るろ剣”より見てほしい作品」

[ 2014年9月25日 19:16 ]

舞台あいさつに登場した伊勢谷友介

 俳優・伊勢谷友介(38)が出演する日韓合作映画「ザ・テノール 真実の物語」(10月11日公開)の完成披露試写会が25日、都内で行われた。伊勢谷は主演の韓国人俳優ユ・ジテ(38)、共演の北乃きい(23)、キム・サンマン監督(44)とともに舞台あいさつに立った。

 オファーを受けた際に出演を即決したという伊勢谷。冷え込んでいる日韓関係が念頭にあったそうで、「難しい時代ではあるけれど、何かしなくちゃいけない。個人個人が愛情を持って接すれば、未来への希望に向けてトライできる。皆さんも心が動かされたら、少しでも人のためにできることを考えてほしい」と訴えた。

 がんで声を失った韓国人テノール歌手と、その才能にほれ込み再起を促す日本人音楽プロデューサーの物語で、ジテとは同い年ということもあり意気投合。「国を超えて出会えて幸せ。すごくマジメで、僕が持っていないものをすべて持っている。彼には奥さんがいて、僕にはいないのが差」と自ちょう気味に話した。

 実話を題材にしているだけに、思い入れが強すぎ「心酔しすぎて、監督に泣きすぎといわれた」ことも告白。10月2日に開幕する釜山国際映画祭への出品も決まっており、「たくさんの思いと愛情が詰まっているので、本当に多くの方に見てほしい。“るろ剣”よりも見てほしいです」と、自身も出演している「るろうに剣心」を引き合いに出し声高らかにアピールしていた。

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2014年9月25日のニュース