大人ＡＫＢまりり　聖地で涙の卒業公演「普通のママに戻ります」

秋葉原の劇場で卒業公演を行った大人ＡＫＢ４８塚本まり子（Ｃ）ＡＫＳ

　大人ＡＫＢとして活躍してきた「まりり」こと塚本まり子（３８）の卒業公演、峯岸チーム４「アイドルの夜明け」が１日、東京・秋葉原のＡＫＢ４８劇場で行われ、塚本が約４カ月にわたるＡＫＢ４８でのアイドル活動に終止符を打った。

　「チーム４のみんなが大好き。食べちゃいたいくらい。一生の思い出になるように頑張ります」と１曲目「アイドルの夜明け」でミニスカート姿でのバトントワリングを披露するなど序盤から全力投球。「まりりのいるチーム４を楽しんで」と、リーダーの峯岸みなみ（２１）らメンバーの支えのなか、最後のパフォーマンスを繰り広げた。
　
　４月１７日の合格発表以来、握手会やコンサート登場を経て、７月１６日には聖地・秋葉原での劇場デビュー。主婦業と兼任しながらアイドル業をこなしてきた。「２部公演とか（体力的に）つらかったけど、さみしい…」。本編最後の曲では感極まった様子で目に涙を浮かべる場面も。

　劇場に「まりり」コールが響き渡るなかのアンコール。塚本がセンターを務めた「教えてｍｏｍｍｙ」など全力で踊り、歌い切った。最後は涙をこらえながらも「凄いきらきらした４カ月でした。普通のママに戻ります」とあいさつし、山口百恵さんの引退コンサートばりにマイクを床に。メンバーに卒業を祝福されながら、４カ月余のアイドル活動を締めくくった。