職場の“ゾンビ”たちの生態に迫る異色ドキュメンタリーがスタート

[ 2014年9月1日 17:29 ]

 10月2日から巷の“ゾンビ”を扱った一風変わったドキュメンタリー風ドラマ「ワーキングデッド~働くゾンビたち~」(木曜後11・30)がBSジャパンでスタートする。

 どの職場にもいる脳みそが思考停止状態で、心も何も感じることができず、命じられたことだけを黙々とこなす問題社員を、働くしかばね“ワーキングデッド”として“ゾンビ”に見立てて、その生態を紹介、研究していくフェイク・ドキュメンタリー。番組のスタジオキャスターには、俳優の古舘寛治(46)、タレントのホラン千明(25)を迎え、さながらNHKの情報番組「クローズアップ現代」のように、気鋭の社会学者たちとともに、どうやったらゾンビたちと向き合っていけるかを真剣に議論していく。

 問題社員の存在は実際に、社会問題化している。番組には、ゆとり世代、さとり世代、バブル世代、天下りをはじめ、何でもかんでも自分の手柄にする“アレオレデッド”、ずっとソリティアをやっている“ソリティアデッド”、婚活ばっかり仕事中にしている“過剰婚活デッド”、フェイスブックのいいね!ばかりを強要している“いいね!強要デッド”など、さまざまな働くゾンビたちが登場する。
 
 古舘は「誰も触れない事実にメスを入れる。素敵な企画。笑いながら観ているうちに、そんな強烈な現状に風穴を開ける原動力が生まれることを期待します。他局の古舘キャスターに負けないようがんばります!」と意気込み。ホランも「生き生きとした脳を持つコメンテーターの皆様と共に、デッドがまん延した現代の日本に立ち向かう、そんな時間になることを期待しています。今は結婚願望があまり無い私ですが、数年後には友人と共に『結婚願望デッド』になっている可能性があると考えると…恐ろしいですね」と期待を寄せる。

 番組を担当するテレビ東京制作局ドラマ制作室・濱谷晃一氏は「日本のサラリーマン&ウーマンは、世界から見ても非常に異質で独特な文化を築いてきました。そんな『独特な文化』をゾンビになぞらえて、コミカルに、時にシニカルに紹介します」と自信をのぞかせた。

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2014年9月1日のニュース