小百合「うれしい」追加試写 評判仏語は“写経レッスン”で

[ 2014年9月1日 08:55 ]

公式上映から一夜明け、手応えを感じて笑顔の吉永小百合(右)と阿部寛

 企画・主演の映画「ふしぎな岬の物語」(監督成島出、10月11日公開)を引っ提げて第38回モントリオール世界映画祭に参加中の吉永小百合(69)が公式上映から一夜明けた30日(日本時間31日)、共演の阿部寛(50)とともに会見した。

 流ちょうなフランス語のあいさつが現地でも評判となった吉永は「“写経”のように“写フランス語”をしてレッスンしました」と告白。医師役で出演した米倉斉加年さんの急逝についても言及し「残念でなりません。私たちをこれからも見守ってくださると思います」としのんだ。

 作品は追加試写が組まれるほどの人気ぶり。「阿部さんが笑福亭鶴瓶さんに向かって“男は顔じゃないんだ”と言う(劇中の)セリフに爆笑が起こるなど、反応の良さをうれしく思います」と手応え十分といった感じ。

 会見後のパーティーには映画祭プレジデントのセルジュ・ロジーク氏も顔を見せて2人を称賛。吉永が日本から持参した着物は5着。この日まで4着を身に着け、最後の紬(つむぎ)の訪問着は日本時間9月2日の表彰式用。「賞は頂ければそれに越したことはありませんが作品を通して皆さんにしっかり気持ちを伝えられたので、どんな結果になろうと満足」と吉永は謙虚に語った。

続きを表示

2014年9月1日のニュース