血液型?身長は?ハローキティ 誕生40周年記念の検定試験

[ 2014年9月1日 05:30 ]

「ハローキティ検定2014」2級の試験前に最終確認する受験者たち

 人気キャラクター「ハローキティ」の知識を問う「ハローキティ検定2014」が31日、全国4カ所で行われた。1974年の誕生から40周年を記念して実施。初級者向けの3級と深い知識を持つ愛好者向けの2級が用意され、延べ800人が受検した。

 ハローキティを題材にした検定は09年以来2回目。東京、名古屋、大阪、福岡の4会場で午後1時から3級、同3時から2級がそれぞれ1時間、実施された。

 東京会場では各級とも約250人が受検。年代問わず女の子に人気の長寿キャラクターとあって、8歳から62歳まで受検者の年齢層は幅広く、赤いリボンやTシャツなど、キティグッズを身に着けた女性も多かった。

 2級と3級はいずれも100問ずつ。検定前に発売された問題集「ハローキティ検定公式テキスト」に収録された350問を中心に出題された。

 3級はキティ一家の住んでいる場所や、キティの身長、血液型など。2級になると難易度が上がり、キティの双子の妹ミミィの初登場年や1976年にオープンしたサンリオショップ「ギフトゲート」の海外第1号店ができた都市名など、より深い知識が問われた。

 最年少受検者の仙台市の小学2年生、後藤彩来さん(8)は母親(40)と一緒に3級を受検。母親の運転する車で仙台から移動している道中でも勉強したといい「読めない漢字があったけど、大体できた」と自信たっぷり。都内の大学1年生の女性(19)は5年前の検定を病気のため断念。その無念を晴らすために猛勉強して2級に臨み「受検の夢がかなった。満点に近い出来」と胸を張った。

 一方、サンリオが「キティは猫ではなく女の子」と見解を出し、世界中で波紋を広げていることについては、「キティちゃんはキティちゃん。女の子でも猫でもあまり気にしない」と語る受検者が多かった。

 検定は有料で、合否は10月中旬頃に発表。3級は100問中60問以上、2級は同70問以上の正答者が合格となる。合格者にはキティの描き下ろしイラスト入り特別認定証、不合格者にも「残念だけどがんばったね証明証」が贈られる。

 ハローキティ検定運営事務局によると、今後の展開は未定ながら、反響次第で1級以上のよりハイレベルな検定も「検討したい」としている。

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