乃木坂新センター生田絵梨花「お嬢様」の殻破りたい

[ 2014年8月31日 11:03 ]

笑顔でインタビューに応じる生田絵梨花

 乃木坂46が30日、東京・明治神宮球場で、夏の全国ツアーの最終日を迎えた。グループ最高の3万人を動員。学業専念のため一時休業していた生田絵梨花(17)が10作目のシングル「何度目の青空か?」(10月8日発売)のセンターとして復帰した。生田は1期生として12年のデビュー当初から活動してきたが、センターの大役を務めるのは初めて。乃木坂の未来を担う逸材の素顔に迫った。

 ――もともとセンター願望があった?

 「入った当初は結構フロントに立たせていただいたので、やはり、いつかはセンターをやりたいと思っていました。でも途中から、私は(プロデューサーの)秋元(康)さんの好みじゃないのかなあ…?と思うようになりました(笑い)」

 ――どんなところが?

 「私は“これをやって!”と言われたら、どんなことでも、取りあえずこなすんですね。そういったところが…」

 ――器用ということ?

 「良い言い方をすればそうなるかもしれないけど、自分としては、そういうところがつまらないんじゃないかと思っています。何かができなくて泣いてしまう…というタイプじゃないから」

 ――可愛げがない?

 「そうですかね(苦笑い)。そういうところが活動していく中でずっと悩みでした。発言を求められても、ありきたりのことを言ってしまうんです」

 ――素の生田さんはどんな人?

 「結構“うるさい!”と言われます」

 ――騒ぐ?

 「復帰して“帰りのバスの中が凄くうるさくなった”と言われました。私は夜行性なんです(笑い)。昼と夜で性格が変わるみたいで」

 ――昼は眠たい?

 「眠たいわけじゃないんですけど、昼は冷静なんですよ。だから、夜のことを昼に思い出すと“あれ、何だったんだろう…?”と思います。仕事の後はやはりテンションが上がってるんですね。みんなはバスの中で寝てるんですけど、私は絡みに行って起こしちゃいます」

 ――そういうキャラが仕事でもっと出ると面白いですね!?

 「そうなんですかね…。でも、なかなか記者会見とかはテンションが上がらないんですよ」

 ――HKT48の指原莉乃さんは普段それほどテンションが高くないのに人前に出ると面白いですよね!?

 「あの方は凄いですよね。私は逆なんでしょうか…。じゃあ、普段は抑えればいいのかな。夜のバスの中で黙っていれば、その分が昼に出るかもしれない(笑い)」

 ――やはり自分の殻を破りたいという気持ちがある?

 「う~ん…。あると言えばあるんですけど、なかなか難しくて」

 ――乃木坂のメンバーは「お嬢様」のイメージがありますからね?

 「乃木坂にも変わったキャラの子がいっぱいいるんです。初期の頃は緊張して出しにくかったんですけど、だんだん慣れてきて、変なところも出せるようになりました。“お嬢様みたいだけど、こんな一面もある”というのを確立していけば乃木坂はもっと良くなるんじゃないかと思います」

 ――これからセンターとして乃木坂を引っ張っていく自信は?

 「ブランクもあったので、最初は無理だと思いました。でも、メンバーのみんなが励ましてくれるし、ファンの方々も待っていてくれました。それを信じて、自分も信じて、やっていけたらいいと思います」

 ◆生田 絵梨花(いくた・えりか)1997年(平9)1月22日、ドイツ生まれの17歳。5歳から東京で育つ。2011年8月、乃木坂46の1期生オーディションに合格。12年2月発売の「ぐるぐるカーテン」でデビュー。学業専念のため今年6月下旬から活動を一時休止。8月、10作目のシングルでセンターを務めることが発表された。特技はピアノ。身長1メートル60。血液型A。

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