やり投げ・村上幸史 軟式で145キロ!元本塁打王斬りに挑戦

[ 2014年8月30日 06:00 ]

人気企画「マスク・ド・スラッガー」に挑戦する村上幸史(C)TBS

 2009年ベルリン世界選手権の男子やり投げ銅メダリスト・村上幸史(34=スズキ浜松AC)が、30日放送のTBS「炎の体育会TVSP」(後6・55)に出演。人気企画「マスク・ド・スラッガー」に4度目の登板を果たす。9月19日に開幕するアジア大会(韓国・仁川)の金メダル獲得に弾みをつけるべく、驚異の身体能力を生かし、軟式で最速145キロの直球を投げ込む。覆面強打者から三振を奪えるか――。

 村上は、雨上がり決死隊・蛍原徹(46)率いる“蛍原JAPAN”の一員として登場。俳優の宇梶剛士(52)トータルテンボス・藤田憲右(38)俳優の安藤龍(27)2012年女子野球W杯MVP・磯崎由加里(23)とともに、元プロ野球選手のマスク・ド・スラッガーと対戦する。

 蛍原軍団の6投手がそれぞれ1打席勝負。三振を取れば勝ち。覆面マスクをはぎ、その素顔を暴ける。ヒットかホームランを打たれると負け。次の投手がマウンドに向かう。四球はリセット、死球はボール、凡打はノーカウントとする。

 村上は中学時代、軟式野球部で投手。名門高校から誘いがあったほどの実力を誇った。大学時代には最速152キロをマークしたことがあるという。

 今回の舞台は東京・あきる野市民球場。「球が速く、そこまでコントロールが安定していないので、ぶつかった時のリスクを考えて」(同局・山端孝博プロデューサー)と軟式を投げることに。

 中日や楽天で活躍した2代目マスク・ド・スラッガーの山崎武司氏(45)と今年1月に対戦。この時も軟式で145キロを出した。史上3人目の両リーグ本塁打王も「この時期、マー君(田中将大)でも絶対こんなスピードは出ない。マー君に軟式を1月に投げさせたら、140キロがギリギリ」と舌を巻いたという。それほど村上の地肩の強さが群を抜いている。

 日大文理学部体育学科助教も務める村上は今回、ハードスケジュールの合間を縫い、参戦。1限目の講義を終え、グラウンドに駆けつけた。収録を終えると、とんぼ返りし、再び授業。その後は自身のやり投げの練習を行った。

 注目の7代目マスク・ド・スラッガーは左打者。過去に本塁打王に輝いたことがあるのがヒント。村上は「勝ちたいです」と一言。前回2010年中国・広州大会に続くアジア2連覇へ、勢いをつけられるか。145キロの直球と切れを増したスライダーで真っ向勝負を挑む。

 【歴代マスク・ド・スラッガー】
 初代=新庄剛志
 2代目=山崎武司
 3代目=ラミレス
 4代目=鈴木尚典
 5代目=長嶋一茂
 6代目=広澤克実

 【村上VSマスク・ド・スラッガー】
 (1)2代目・山崎武司から145キロの直球で三振を奪う
 (2)3代目・ラミレスからスライダーで三振を奪う
 (3)4代目・鈴木尚典に右翼ポール直撃の本塁打を浴びる

 ほかに、アジア大会4連覇を目指すレスリング女子の吉田沙保里(31=ALSOK)があこがれの人に対面。4×100メートルリレーに出場する藤森安奈(19=青学大)が同種目で芸能人チームを対決するなど、番組は“アジア大会特集”となる。

 山端プロデューサーは「一流アスリートたちの意外な一面が出て、よりアジア大会が楽しく見られると思います。マンガっぽく描いた企画ですが、全部、真剣勝負です。そこはスポーツマインドを持って、番組を作っていますので、ぜひ見ていただきたいと思います」と話している。

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