傍聴倍率126倍 一番乗りは20年来のファン「ちゃんと罪を償って」

[ 2014年8月29日 08:31 ]

雨の降る中、傍聴券を求めて並ぶ大勢の人たち

ASKA被告初公判

(8月28日 東京地裁)
 この日は雨模様の中、東京・日比谷公園に一般傍聴券21枚に対し2646人の希望者がリストバンド型の整理券を求めて集まり、倍率は126倍に達した。

 列に一番乗りで並んだのは、新潟県の会社員・石黒順子さん(35)。初公判に合わせて夏休みをとり、前日の夜行バスでやってきて早朝5時から並んだ。中学2年生のときからのASKA被告のファンで、「今の彼の姿を目に焼き付けたい」と駆けつけたという。「ちゃんと罪を償って帰ってきてほしい」と話した。

 大きなスーツケースを引いて列に並んでいたのは、岩手県の自営業・高橋香澄さん(33)。「(ASKA被告の愛人の)栩内香澄美被告と同じ名前なので人ごととは思えない」と心境を吐露。ASKA被告の大ファンというが、93年のCHAGE and ASKAの発表曲「夢の番人」に登場する「白い粉袋の秘密」という歌詞を聴いて、子供心に薬物を疑ったという。傍聴券の抽選に外れてしまった高橋さんは「姿を見たかったので残念です。観光して岩手に帰ろうと思います」と語った。

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2014年8月29日のニュース