ASKA被告 声はしわがれ力なく…今後の活動「何も考えられない」

[ 2014年8月29日 06:18 ]

初公判を終え東京地裁を後にするASKA被告を乗せたと思われる車両(写真は一部加工しています)

ASKA被告初公判

 裁判官に職業を問われ「歌手です」と答えたASKA被告。しかし、その声は、多くの人を魅了したものとは思えないほど、しわがれ、力がなかった。審理は約1時間半。今後の音楽活動については「今は何も考えられない」と述べるにとどめた。

 ≪弁護側の被告人質問≫

 ――睡眠導入剤と眠気を取る薬を同時に服用し始めたのはいつから?

 2000年前後から

 ――なぜ効能が相反する薬を同時に服用した?

 多幸感を得るため

 ――覚せい剤を始めた理由は?

 これらの薬が効かなくなってきたから。興味もあった

 ――覚せい剤をずっと使っていた?

 (13年に)10~11カ月間、使わないこともあった

 ――なぜ今年3月に20年ぶりにMDMAに手を出した?

 記憶にない。ふと思い出して買った

 ――違法薬物をやめようと思ったことは?

 あったが、我慢ができなかった。恐ろしい薬だと思う

 ――暴力団員と交流があったが?

 (10秒ほど黙り)付き合わなければよかった。(暴力団員と)連絡が取れそうなものは全部削除する

 ――なぜ入院した?

 家族と決めた

 ――外出は?

 できるが、したことはない

 ――音楽活動は続ける?

 今は何も考えられない。主治医の指示に従って治療を続けることが大事

 ――ファンへ

 信頼を裏切り、大変申し訳なく思っている

 ≪検察側の被告人質問≫

 ――栩内被告と交際中に一緒に使った?

 使っていない

 ――栩内被告の尿や毛髪から陽性反応が出たことは知っているか?

 はい。(勾留先だった警察)署で知った

 ――心当たりは?

 全くない

 ――セックスする間柄?

 はい

 ――栩内被告の陰部に覚せい剤を塗った?

 やっていない

 ――MDMAを(栩内被告が服用していたと主張する睡眠導入剤の)サイレースだと言って飲ませたことは?

 そういうことは一度もない

 ――栩内被告から4月に覚せい剤の使用を疑うメールが届いている。どう思った?

 また始まったか、と。時々、そういうメールがくるから

 ――栩内被告と覚せい剤の話をしたことは?

 週刊誌(週刊文春)の報道のことは話題になったことがある

 ――栩内被告に覚せい剤の入手ルートは?

 そういう手段はないだろう。いや「ないはずだ」に訂正させてほしい

続きを表示

2014年8月29日のニュース