宮沢りえ 7年ぶり主演映画で原作者お墨付きに「やったあ」

[ 2014年8月21日 21:09 ]

主演映画「紙の月」の完成報告会見で笑顔の宮沢りえ

 女優・宮沢りえ(41)が21日、7年ぶりとなる主演映画「紙の月」(監督吉田大八、11月15日公開)の完成報告会見を都内のホテルで行った。2007年「オリヲン座からの招待状」以降は舞台が活動の中心だったが、「そろそろ映画をやりたいなと思いながら過ごしている時のオファーでした。内心、フツフツとためてきたものを出し切った感じがあります」と振り返った。

 直木賞作家・角田光代さん(47)の同名ベストセラーが原作で、宮沢は出来心から巨額横領に手を染めていく銀行員という役どころ。「やったことのない役で、見たことの自分に出会いたいと思っていたら、監督のリードによって案の定、見たことのない自分の顔に衝撃を受けました」と新境地に自信を見せた。

 角田さんも宮沢の演技に「すごい迫力で怖かった。どんどん悪くなっていくのに比例して、透明な美しさが出てきて本当に怖かった」と大絶賛。原作者のお墨付きをもらった宮沢は、「正直、やったあって気分」と満足げな笑みを浮かべていた。

 また大島優子(25)が宮沢の同僚役で、AKB48からの卒業を発表してから初の映画出演。映画オリジナルのキャラクターで、「大先輩のお芝居を間近で見て、空気だったり取り組み方を勉強させてもらった。緊張しつつ繊細さを持ってお芝居をしました」と話していた。

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2014年8月21日のニュース