大江千里“氷水ブーム”に一石「物事の本質を分かって自己責任で」

[ 2014年8月21日 12:30 ]

大江千里

 米ニューヨーク在住のシンガー・ソングライター、大江千里(53)が21日、自身のブログを更新。難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者を支援する活動「アイス・バケツ・チャレンジ」が日本の芸能界にも急速に広まったことに一石を投じた。

 上の階に引っ越してきた隣人が氷水をかぶり、窓を開けていた大江の部屋に「水が2回降ってきました。家の中の窓際に水がばっちり入ってくる訳です。申し訳ないけど、窓すぐにバシッと閉めさせてもらいました。失礼かもしれないけど」と自らに起こった出来事を報告。その後、こうつづった。

 「僕は否定するつもりはないけれど、レデイー・ガガがやっているからとか、ハリウッドのセレブがやってるからとかで、そのままやっちゃう日本の芸能人って結構いるじゃないですか?底が浅いなってつくづく思う。物事の本質を理解できてないんだろうなって。その心意気が自己責任で全部未来永劫きちんと背負うのであれば、全くnone of my businessで問題ないのだけれど」

 「レディー・ガガがやっているから、ってやっちゃうのって、ビザール(表層的)。エレンはやらないよ。ジャスティン・ティンバーレイクはやるかもしれないけど、それで格好いいってやっちゃっていいわけ?じゃあ、いま毎日みんなが話している(NYなんかで)イスラエルの地上戦線とかはどうなるの?毎日、人が死んでるよ。(中略)戦争も世界中のあちこちでやまない。それに全部水をかぶる意識があるのか?もう冗談も休み休みにしてって言いたい」と続けた。

 「ま、純粋な気持ちでその人が、やってるのかもしれないんで、じじいが横やりは入れたくないですけれど、ちゃんとその物事の本質の意味だけは分かっていて、自己責任でやってほしいです。一応、こういうのってやってるのが日本の有名人だったりすると、世界的にも伝わってきますので、中途半端だと同じ日本人としてむっちゃ恥ずかしいですから(涙)」

 決して「アイス・バケツ・チャレンジ」は否定しないが、単なるブームに終わらず“物事の本質”を理解しての参加を願っている。

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2014年8月21日のニュース