鳥取市の音楽碑一新 ATSUSHI版「故郷」

[ 2014年8月7日 10:11 ]

 うさぎ追いし―。鳥取市・久松公園にある唱歌「故郷」の音楽碑が7日、リニューアルされた。同市出身の岡野貞一(1878~1941年)が曲を発表してから今年で100年になるのを記念して音響装置を一新、「EXILE」のATSUSHIや、さだまさしの歌声が流れ出す。

 音楽碑は1973年に設置。故郷の冒頭の楽譜と歌詞が刻まれている。89年、その脇に音響装置が備え付けられ、故郷や「春が来た」など地元の合唱団が歌う岡野作品4曲を収録した。ボタンを押して曲を選ぶ仕組み。今回はデジタル音源へと交換し、故郷のみ8バージョンが聞ける。

 7日午前には記念式典が開かれ、ATSUSHIさんらの歌が響き渡ると、通行人が足を止めて聞き入った。岡野の長男の妻で川崎市の岡野玉重さん(87)は「これからも長く歌い継がれてほしい」と喜んだ。

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2014年8月7日のニュース