TETSUYA教授「EXILE学」伝授!修了式でサプライズダンス

[ 2014年8月1日 06:05 ]

淑徳大学人文学部表現学科の客員教授を務めるEXILEのTETSUYA(中央)は、「現代表現論」の最後の講義で学生と一緒に「Rising Sun」を踊る

 EXILEのパフォーマーTETSUYA(33)が31日、今春客員教授に就任した淑徳大学の東京キャンパス(板橋区)で前期課程最後の講義を行った。人文学部表現学科の現代表現論を担当。ダンスを通じた表現方法を教授し、その集大成に学生とEXILEの代表曲「Rising Sun」を踊った。

 発表会形式の最終講義。教え子の1年生36人が踊った直後のサプライズだった。「せっかくなので、僕も一緒に踊りたい」。学生とおそろいのTシャツに着替え、ライブと変わらない、テンションの高いダンスを披露。隣の学生と目が合うと、思わず笑みがこぼれた。踊り終えると、「感動して鳥肌が立った。みんないい目をしてた」と、充実感たっぷりに話した。

 同大が今春に人文学部を新設した際、客員教授に就任。表現学科には、声優や歌手を目指す学生が多数入ってきた。TETSUYA教授は、ダンス未経験者向けの体験型講義を組み立て、EXILEの活動で学んだ表現方法を伝えた。

 自分自身には「夢を持つことの大切さを伝える」というテーマを課してきた。講義では特別に用意したダンスを披露することもあり、歌手志望の市川茉梨奈さん(18)は「場の空気が一変するダンスを見せてくれた。感動を届けるってこういうことなんだと、夢に対する姿勢が変わった」。思いは確実に届いたようだ。

 終了後、「仕事の現場でみんなと出会って、“あの時の生徒です”と言われたい。それが僕が見つけた夢」と教え子に最後のあいさつ。後期は講義がなく、1年目は修了。自己採点は「99点」と満足し、足りなかった1点は「全員の名前をしっかり覚えられなかったこと」と苦笑い。来年以降も同様の講義を行う予定で、「ダンス学科ができたら、名誉教授になりたい」と得意げに話した。

 ◆淑徳大学 1965年(昭40)創立。本部は千葉市。総合福祉学部など7学部。福祉や看護部門の教育に力を入れている。東京、千葉、埼玉に計4キャンパス。卒業生に卓球選手の四元奈生美(35)ら。テレビプロデューサー石井ふく子さん(87)、俳優渡辺徹(53)も人文学部の客員教授。

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