フジ深夜アニメ第4話放送中止 佐世保事件受け…監督は謝罪

[ 2014年8月1日 05:30 ]

 長崎県佐世保市で同級生を殺害したとして高校1年の女子生徒(16)が逮捕された事件を受け、フジテレビは31日深夜枠で放送予定だったアニメ「PSYCHO―PASS サイコパス新編集版」第4話の放送を中止し、第5話を繰り上げて放送した。同局広報部は「内容が現在放送するのにふさわしくないと判断した」とし、第4話の放送予定は今後もない。

 同アニメは、映画化もされたドラマ「踊る大捜査線」を手掛けた本広克行氏が総監督。12~13年に放送され、7月から新たに編集し直したものを放送。新編集版第4話には女子高生が女子高生を殺害するストーリーが含まれているとみられる。

 佐世保市の事件直後から、インターネット上などでファンらから「内容が似通っており、放送はできないのではないか」との声が上がっていた。

 近未来が舞台のSFアクション。設定の世界では、人間の心理や性格が数値化され、犯罪傾向がある人物は監視や取り締まりを受ける。監督を務める塩谷直義氏はツイッターで、「エンターテイメントを制作している以上は、時勢に関わらず放送して楽しんでもらえるモノを作り、皆様にお届けする。それが出来ないのは、ただただ監督の責任です。申し訳ありません」と謝罪した。

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2014年8月1日のニュース