賛否両論「渇き。」トロント映画祭に正式出品!海外の反応は?

[ 2014年7月29日 23:00 ]

トロント国際映画祭に正式出品されることが決まった映画「渇き。」(主演の役所広司とヒロインの小松菜奈)

 グロテスクな描写などが賛否両論を巻き起こし、観客動員50万人を突破した映画「渇き。」(監督中島哲也)が、第39回トロント国際映画祭(9月4~14日、カナダ)に正式出品されることが決まった。

 約30万人が来場する北米最大の映画祭。米アカデミー賞の行方を占う賞レースの始まりとなる重要な祭典としても毎年注目を浴びる。

 今回、出品されるのは2006年に創設された「Vanguard(先鋒、前衛)部門」。技術や文化、セクシュアリティー、あるいは映画それ自体の可能性を広げた作品をセレクションしていると言われる部門。

 中島監督としては10年に「告白」も同部門に出品され、今回が4年ぶり。過去には青山真治監督(50)の「サッドヴァケイション」や園子温監督(52)「冷たい熱帯魚」も出品された。

 成績優秀・容姿端麗と学園のカリスマの女子高生・加奈子(小松菜奈)が失踪。行方を追う元刑事の父・藤島(役所広司)が“大きな闇”に巻き込まれる姿を描く。暴力・性描写、血が流れるグロテスクなシーンが連続し、レビューは真っ二つ。海外の反応が注目される。

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2014年7月29日のニュース