特撮史上初 黒谷友香が“男役ヒーロー”に!長身1m70堂々

[ 2014年7月24日 06:05 ]

映画「イン・ザ・ヒーロー」で黒谷友香は戦隊ヒーロー・ドラゴンブルーのスーツアクターに。左はドラゴンレッド役の唐沢寿明、手前は怪獣などのスーツアクターを演じた片山景介

 女優の黒谷友香(38)が9月6日公開の映画「イン・ザ・ヒーロー」(監督武正晴)で、特撮作品史上初めて“男性ヒーローを演じる女性スーツアクター”を務めている。

 スーツアクターは、戦隊などのヒーローのスーツやヘルメットをかぶり、アクションや演技をする俳優。今作は、特撮ヒーロードラマを陰で支える立役者を描き、黒谷は劇中劇で戦隊「神龍戦士ドラゴンフォー」のドラゴンブルーのスーツアクターを務める女性役。実際にスーツを着てワイヤにつられるなど、アクションも一部担当している。

 スタントマンが数多く所属するジャパンアクションエンタープライズの金田治社長は「男性が女性戦士役をやることはある。だが女性が男性戦士役をやった例はなかった」と断言。男性と同じレベルでアクションできる女性がいないためだ。女性を男性体形に見せるのが、その逆より難しいのも一因だという。

 共演の寺島進(50)は、女性のドラゴンピンクのスーツアクター役で、ブラジャーで胸の膨らみをつくるなどしている。

 黒谷は1メートル70の長身で、男性共演陣に引けをとらない。体にピッタリ張り付くスーツ姿から、体形も男性に見えるよう補正しているとみられる。「女性が男性ヒーローに入るのが初めてとは知りませんでした。寺島さんのこともあり、男女逆の設定は気になりませんでした」とコメント。男性的な動きは、特撮アクション作品の動画や、遊園地などのヒーローショーを見て研究したという。

 「男性っぽく動くことが大事と思いますが、スーツを着てマスクをつけると、強くなった気がします」と話している。

 ◆黒谷 友香(くろたに・ともか)1975年(昭50)12月11日、大阪府生まれ。95年、辰吉丈一郎の自伝を基にした映画「BOXER JOE」のヒロインで女優デビュー。98~00年「噂の!東京マガジン」(TBS)でアシスタントを務めた。06年、初主演映画「TANNKA 短歌」で全裸濡れ場が話題に。趣味は乗馬、ガーデニング、読書。1メートル70、血液型O。

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