グレートな余生を…みうらじゅん氏「ロマンポルノ検定」開催

[ 2014年7月17日 06:30 ]

成人映画の聖地・上野オークラ劇場で「日活ロマンポルノ検定」の会見を行ったみうらじゅん氏。マネキンの美女の胸を揉む

 漫画家でイラストレーターのみうらじゅん氏(56)が16日、都内で会見して「第1回 日活ロマンポルノ検定」を10月に都内で行うと発表した。

 “マイブーム”や“ゆるキャラ”などの造語で知られるみうら氏は、近年“グレート余生”という言葉を掲げ、高齢化社会とエロについても考えている。雑誌などで高齢者のセックス特集が多いことに「年寄りを殺す気か」と苦笑いし、「脳内天国というか、ガマン汁くらいの感じの方がグレートな余生を送れるのではないか」と主張した。

 日活ロマンポルノは成人映画の人気レーベルで、1971年から88年に約1100本が作られた。「裸さえ出ればOK」と自由な作品づくりが認められ、多くの名作と優秀な人材を輩出。白川和子(66)や美保純(53)のほか、滝田洋二郎氏(58)周防正行氏(57)ら名監督らを育てた。

 ロマンポルノの魅力について「いきなり絡みが始まる今のAVにない“じらし”がある。海女さんなど、日常から遠いはずなのに印象に残る。エロには時代性があるが、若い人は修業してほしい」などと力説。自身は、高校時代に初めて見たロマンポルノ「生贄(いけにえ)夫人」(74年)などのSMや、団地妻もののファン。「確実に僕の性癖から出題される」としたが、問題作りは約10人のスタッフと「偏りなく作る」という。

 検定は、みうら氏が出演する映画専門チャンネルの公開イベントとして開催。8月2日にシリーズ100タイトル達成のDVD「美女縄地獄」「蛇と鞭」などが発売される記念でもあり、出題はDVD100タイトルの中からとなる。同日から、18歳以上を対象にインターネットで応募を受け付ける。正答率に応じて2~5級に認定され、成績優秀者には賞品が授与される。

続きを表示

この記事のフォト

2014年7月17日のニュース