40%超見えた!キムタク「HERO」今年ドラマ最高26・5%

[ 2014年7月16日 05:30 ]

初回26・5%のロケットスタートを切ったフジテレビ「HERO」の1場面

 14日に放送されたSMAP木村拓哉(41)が主演するフジテレビのドラマ「HERO」(月曜後9・00)の初回の平均視聴率が、26・5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を獲得した。

 今年放送された全ドラマの中で、NHKの連続テレビ小説「花子とアン」が今月5日に記録した25・9%を抜いてトップ。瞬間最高は終盤の午後10時8分と9分の28・6%で、木村が演じる東京地検城西支部の検事・久利生(くりう)公平が、時効成立を目前に被疑者(森山直太朗)を追及し、容疑を認めさせようとしている場面だった。

 01年に放送された前回は11話全てが30%超えを記録。初回はこれには及ばなかったものの、近年で高視聴率を獲得したドラマの初回では、日本テレビ「家政婦のミタ」(11年)の19・5%、TBS「半沢直樹」(13年)の19・4%を大きく上回った。2作はいずれも最終回で40%を超えただけに、「HERO」もさらに視聴率を伸ばす可能性が高い。

 木村は15日も午前中から都内のスタジオで収録を行い、現場で共演者やスタッフらと吉報を受けた。「ただただただただうれしいです。撮影現場で城西支部のみんなとハイタッチできたこと、監督と握手できたことに感謝しています」と喜んでいる。

 フジテレビは近年視聴率が低迷しており、亀山千広社長が6月に全社員1500人の約3分の2を異動させ「視聴率奪還」の大号令を掛けたばかり。亀山社長は今月11日の定例会見で、「HERO」の視聴率目標を「常時15%以上」と手堅く設定したが、同局関係者は「期待以上の数字を叩き出してくれて、局内に勢いが戻った」と明かした。不振を振り払う“HERO”が現れ、反転攻勢の足掛かりとなりそうだ。

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