号泣元県議がブログで騒動謝罪「子どものように…」全支出返納へ

[ 2014年7月12日 10:45 ]

 政務活動費で不自然な支出を繰り返し、会見で泣きわめいた野々村竜太郎氏(47)が兵庫県議を辞職してから一夜明けた12日朝、自身のブログを更新。「子どものように号泣しましたのに加えて、政務活動費が議員活動全体に比較すれば小さいことと発言したことを含め、政務活動費収支報告も議員活動全体も同様に重要だと、あらためて表明するとともに、本当に誠に心からおわび申し上げます」などと謝罪した。

 「この度は、私の政務調査費・政務活動費収支報告について、議会の再調査でも説明できない不適切な支出がありましたことが明らかになり(中略)私の不祥事を全国はもちろん世界に拡散し、すべての混乱の全責任を取り、議長の辞職勧告を厳粛に受け止め、議員辞職しました」と辞職を報告。

 また、居住用として都市再生機構(UR)から賃借していた自宅を事務所として登録していたことについては「仕事を自宅でしていただけであり、実態は住居」として、目的外使用には当たらないと主張した。

 その上で「過去の全支出、すべての政務調査費・政務活動費支出の全額に利子を加算しました総額を一括返納します」とした。

 政務費の使途は不明のままで、議会は真相解明に向けて虚偽公文書作成容疑などで同氏を兵庫県警に刑事告発したが「刑事告発されましたことに、真摯に深刻に受け止め、非常に反省しています」と謝罪を繰り返した。
 

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2014年7月12日のニュース