春一番さんブログを妻・綾さんが更新「還暦ダァーやってほしかった」

[ 2014年7月11日 21:09 ]

亡くなった春一番さん

 アントニオ猪木のものまねで知られ、3日に肝硬変のため47歳で亡くなったタレントの春一番(本名春花直樹)さんのブログが11日に更新され、喪主を務めた妻の綾さんが春さんの最期を克明に伝えた。

 綾さんによると、春さんが亡くなった3日、午前2時頃に寝かせつけ、4時半頃には軽くいびきをかいて寝ていたという。午前7時前に再び綾さんが目覚めると、春さんの顔が真っ白に見え、「これはいけない!低血糖だ!と思い春さんの頬を触りました。頬、おでこ、と触って冷たいので、布団を剥ぎ胸を触りました」。胸も冷たかったことから、すぐに119番をし、主人が冷たい!顔が白い!糖尿なんですと伝えたという。

 119番をしたのは午前6時56分。この時点ではまだ春さんの足が温かく「大丈夫!大丈夫!病院に行けば大丈夫!と自分を励ましながら春さんに呼び掛けてました」。救急隊員から電話で心臓マッサージを習い、マッサージをしながら救急車の到着を待った。

 救急車到着後はAEDなどで回復を図り、都内の大学病院に搬送されたが、春さんは助からず。医師から「病院到着時には心肺停止状態だった事、蘇生させるために強い注射を射ったけど効かなかった事など説明を受けました」と説明されたことを振り返った。

 その後警察による事情調査を受けたことも伝え、葬儀の日まで春さんの遺体を安置してある斎場に毎日通ったことなども明かした。

 「春さんと出会って22年。マネージャーになって20年。結婚して18年。いつも春さんと一緒にいました」と時間の長さを改めて振り返り「辛い事はふたりで乗り越えて、くだらない話で笑ってました。子どもは俺達がまともな大人になってからつくろうと言っていたのでいません。普段の春さんは穏やかでお酒を呑んでも変わらず穏やかで、甘えん坊で、寂しがりやで、陽気で、人なつこくて可愛い人です」と夫をしのんだ。

 突然の訃報に「あまりに突然で、今は何も考えられません。60歳になったら真っ赤な闘魂ガウンを作って貰って元気に『還暦ダァー!』をやってほしかった。もうひと花咲かせてほしかったです。春さんなら咲かせてくれると私も事務所のスタッフも信じてました」と整理のつかない心情を吐露。

 「春一番を応援してくださった皆様。春一番を支えてくださった関係者様。春一番と仲良くお付き合いしてくださった御友人の皆様。本当にありがとう御座いました。春一番闘魂伝笑ブログを御覧くださりありがとう御座いました」と夫と関わりのあった人々への感謝を伝え、「この場をかりて御報告をする事を御許しください。学がなく素人の文章なので、読み難いところも多々あるかと思いますが、何卒御容赦願います」と締めた。

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