中島みゆき3年ぶり「夜会」開催 自信の新作「大盛りまぜご飯」

[ 2014年7月10日 05:31 ]

18回目の「夜会」を開催することが決まった中島みゆき

 シンガー・ソングライターの中島みゆき(62)が、ライフワークの音楽劇「夜会」を約3年ぶりに開催する。夜会は中島が主演、構成、演出、脚本、音楽の全てを手がけ、1989年にスタート。18回目となる今回は、6年ぶりの新作「橋の下のアルカディア」を上演する。

 中島は「久々の新作なので、あれもこれも盛り込みたくなっちゃって、内容ただいま大盛りまぜご飯状態です」と、並々ならぬいれ込み。“おいしさ”満載の、欲張りな夜会になりそうだ。

 構想にぴったり符合するとして、キャストにシンガー・ソングライターの中村中(あたる、29)を指名。ただ、内容は中村が“人間ではない役”を演じること以外、謎に包まれている。

 08年に新作として演じられた「~夜物語~元祖・今晩屋」は森鴎外「山椒大夫」がモチーフだったが「今回は既存の物語を下敷きにしていない。100%、中島オリジナル」(関係者)という。「理想郷」の代名詞で天上のイメージがある“アルカディア”と、“橋の下”という言葉のギャップがカギを握りそうだ。

 脚本は中村の個性に合わせる形で書かれる。中島は「通称“あて書き”っていうのかしら。今回は、あたるちゃんを見て書いてるから“あたる書き”?」とジョークを交え「彼女のファンタジー感と、そこはかとないコメディエンヌ感を拝借したいと思ってます」と、構想の一端を明かした。

 11月15日から12月16日まで、東京・赤坂ACTシアターで23公演。

 ≪8月に先行発売≫チケットはS席2万円、A席1万8000円。10月中旬ごろの一般発売にさきがけ、8月下旬に事務局先行販売を行う予定だ。問い合わせは平日午後1~5時、中島みゆき夜会事務局=(電)050(3535)9623。

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