米倉涼子 悪女役も「人をいじめていると楽しい」

[ 2014年6月30日 15:29 ]

テレビ東京開局50周年ドラマ「強き蟻」記者会見に登場した米倉涼子

 女優の米倉涼子(38)が30日、都内で行われたテレビ東京開局50周年ドラマ「強き蟻」(2日後9・00)の記者会見に登場した。

 原作は1971年に文藝春秋から刊行された、松本清張氏の同名長編小説で、己の目的のために、夫の寿命を緩やかに縮めようと企む伊佐子を中心に、欲まみれの男女が入り乱れ、犯罪が犯罪を呼ぶ異色のサスペンス。

 米倉は誰もが見惚れる美貌の持ち主で、3年以内に夫の信弘が死亡し、10億円の財産を独り占めすることを強く望んでいるというヒロインの悪女・伊佐子を演じる。

 米倉は「夫の10億円の財産を狙って、イケメン男性を翻弄し、うまくいっていると思っている、かわいそうな女性」と役柄を説明。同局のドラマ初出演となるが「ものすごい重圧がのしかかっていますが、大人の現場で毎日刺激的に過ごすことができて、本当に楽しかった」と撮影を振り返った。

 テレビ朝日系連続ドラマ「黒革の手帖」をはじめ、松本清張作品で数々の悪女を演じてきた米倉。悪女を演じることには「違和感はないです」とキッパリ。「私悪女に見られたらイヤだなという気持ちになったことは一度もなくて、むしろ楽しいです。普段の辛いことや溜まっていることを全部撮影で出しちゃえばいいじゃんみたいな気持ちで(やっている)。楽しいんですよ、人をいじめていると」と不敵な笑みを浮かべた。

 そんな米倉演じる伊佐子に翻弄される男性陣もメロメロの様子。夫役の橋爪功(72)は「米倉涼子はすごいスキだらけ。松本清張さんが今、生きてらして、米倉涼子に会ったらメロメロになるんじゃないか」と話せば、元パトロン役の宅麻伸(58)は「米倉伊佐子みたいなイイ女だったら翻弄されてもいい」、愛人のサッカー選手役の要潤(33)は「いい顔をする。男なら誰しもついていっちゃう」、弁護士役の高嶋政伸(47)は「圧倒的な美しさの美学を感じる」と次々と褒め称えた。

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