大阪で「船乗り込み」 浴衣姿の歌舞伎俳優に歓声

[ 2014年6月29日 17:13 ]

「船乗り込み」でファンの歓声に応える歌舞伎俳優の坂田藤十郎(左)と片岡仁左衛門

 大阪松竹座の歌舞伎公演を前に、人間国宝の坂田藤十郎ら出演俳優が船で川を巡る夏の風物詩「船乗り込み」が29日、大阪市内で催された。川沿いや橋の上に集まったファンから「千両役者!」「待ってました!」と声が飛び、浴衣姿の俳優が手を振って歓声に応えた。

 強い日差しの下、片岡仁左衛門、中村橋之助らを乗せた船は、大阪市中央区の船着き場「八軒家浜」から、松竹座があるミナミの道頓堀川までゆっくりと航行した。

 松竹座前で開かれた式典で藤十郎は「皆さんの素晴らしい応援の風が体に当たりました。いつまでも楽しい思いを残す舞台を務めたい」とあいさつした。

 「寺子屋」「沼津」など上演する松竹座の「七月大歌舞伎」は7月3~27日。

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