鈴木都議が謝罪も議員辞職は否定 やじは「結婚してほしい思いから」

[ 2014年6月23日 15:05 ]

 18日の東京都議会で塩村文夏都議(35)の一般質問中に「早く結婚しろ」などとセクハラとも取れるやじを飛ばした鈴木章浩都議(51)が23日、東京都庁で会見。冒頭「私の不適切な発言で、塩村議員、東京都議会、都民の皆さまに多大なるご心痛、ご迷惑をお掛けしたことを心からおわび申し上げます」と謝罪し、約8秒、頭を下げた。

 今回のやじは「議員辞職に匹敵する」としていたが、今後については「しっかりと反省し、原点に初心に立ち返って頑張りたい。お許しいただけるのであれば、都議会議員として頑張らさせていただきたい」と都議会自民党は離脱したが、議員辞職は否定した。

 鈴木都議はこの日の朝、都議会へ向かう前に自宅前で取材に応じ、やじについて「していない」と否定。騒動以降の取材にも否定を続け、ようやく名乗り出た。「真意を伝える機会を逸したことは深く反省しております。本当に申し訳ない」と謝罪を繰り返した。

 やじを発した理由については「塩村議員を誹謗(ひぼう)するためではない。少子化・晩婚化の中で(塩村議員に)『早く結婚していただきたい』という軽い思いから」と説明した。

 18日の都議会本会議で塩村都議が妊娠や出産に関する政策を尋ねた際、男性議員から「早く結婚しろ」「産めないのか」などのやじが飛んだ。

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2014年6月23日のニュース