元「テレパシー」前嶋菜子 女子挺身隊描いた舞台出演「伝えていく」

[ 2014年6月22日 07:27 ]

舞台「君死にたまふことなかれ」をPRするためスポニチ東京本社を訪れた前嶋菜子

 女優の前嶋菜子(17)が舞台「君死にたまふことなかれ」をPRするため、東京・越中島のスポーツニッポン新聞社を訪れた。

 「君死にたまふことなかれ」は戦時中に女子挺身(ていしん)隊を体験した女性たちが、戦後に集まって過去を振り返るというストーリー。「当時のことは資料としてしか知らないし、今の同じような年齢の子たちと精神年齢も違うだろうし。その時の写真や服装などいろいろ調べて参考にしました」と自身の日常とはかけ離れた設定に苦労したエピソードを披露した。

 現在高校3年生の前嶋にとって、女子挺身隊のこと自体舞台を通して初めて知ったという。「(女子挺身隊を)知らない人もいっぱいいると思うので、こういうことがあったということを伝えていかないとなと思いました」と神妙に語った。

 前嶋はアイドルユニット「テレパシー」の一員として参加していたが、今年2月に卒業。現在は舞台を中心に女優一本で活動している。「もともとはモデルになりたかったけど、『HIDEYOSHI』という舞台でびしびし鍛えられて演技に対する気持ちが変わった」とアイドルから女優に変わった瞬間を振り返った。

 「君死にたまふことなかれ」は25日から30日まで、東京・東日本橋のAQUA studioで15公演行われる。

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2014年6月22日のニュース