広島でイラン映画祭 8月、日本初公開作品も

[ 2014年6月10日 18:41 ]

 広島市で文化芸術活動を通じた平和交流をしているNPO法人「モースト」は10日、イランの映画7作品を紹介する「広島イラン 愛と平和の映画祭」を8月2~8日に同市中区の映画館「八丁座」で開くと発表した。

 このうち6作品は日本初公開で、監督や俳優が映画について話す「ティーチイン」や舞台あいさつも予定している。

 上映作品は、母を失った日本の少女と病床の父を支えるイランの少年が心を通わせる様子を描いた日本・イラン合作の「風の絨毯」や、気弱な志願兵の複雑な心境を追った「夜行バス」、毒ガスで負傷した兵士や民間人を治療したオーストリアの医師と仲間の交流を描く「季節の記憶」など。

 モーストの津谷静子理事長は、イランの毒ガス兵器被害者に医薬品を提供する支援を2004年から続けているといい、「上映するのは、戦争などの厳しい事実に直面しつつ乗り越え生きるというメッセージ性に富んだ作品。多くの方に見てほしい」と話している。

 問い合わせはモースト、電話082(223)0790。

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2014年6月10日のニュース