大泉洋がダメ男に 人気漫画アイアムアヒーロー実写化

[ 2014年6月3日 05:30 ]

実写映画化される「アイアムアヒーロー」に主演する大泉洋

 俳優の大泉洋(41)が、人気漫画を実写化するパニック映画「アイアムアヒーロー」(15年公開)で、気弱でクソ真面目のどうしようもないダメ男を演じる。

 「現代の日本でゾンビパニックが起きたらどうなるか」がテーマの、リアルさが売りの作品。謎のウイルスにかかった「ZQN(ズキュン)」と呼ばれるゾンビに、平凡な男が立ち向かう姿を描く。ビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載中の、花沢健吾氏の同名作品が原作。「GANTZ」(11年)を手掛けた佐藤信介監督がメガホンを取る。

 主人公がとにかく頼りないのが斬新だ。大泉が演じる鈴木英雄は名前こそヒーローそのものだが、実際は35歳のさえない漫画家アシスタント。趣味が射撃だったことでZQNと戦うことになるが、街が混乱する中で電車のキセルさえできないヘタレ。ZQNから一緒に逃げる女子高生に対しても、決断を任せてしまう優柔不断さを露呈する。少しずつ成長していくが、パニック映画のヒーロー像を覆す性格だ。

 プロデューサーは大泉の起用に「コミカルでキュートなダメさ加減と、ヒーローとして成長していく様を体現できるのは大泉さんしかいない」と説明。大泉は「どうかみなさん、僕がZQNに食べられないよう祈っていてください。いやぁ~ZQN怖ぇ~」とすでにダメ男になりきっている。

 半分がZQN化する女子高生の比呂美を有村架純(21)、大胆な行動でZQNに立ち向かう看護師を長澤まさみ(26)が演じる。

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