フジ亀山社長 小保方氏コント中止は「現場の判断を支持したい」

[ 2014年5月30日 17:24 ]

 フジテレビの亀山千広社長は30日、東京・台場の同局で開かれた定例会見でバラエティ番組の「めちゃめちゃイケてるッ!」がSTAP細胞の論文問題に揺れる理化学研究所の小保方晴子氏(30)をネタにしたコントの放送を見合わせたことに、「現場の判断を支持したい」と語った。

 亀山社長は予告を見た小保方氏側から番組を通して抗議が入った経緯を説明。現場と編成で協議をすすめ、放送を見合わせたといい、「パロディという認識でやったのかもしれないが、阿保方(あほかた)さんというやり方は褒められたやり方ではない。パロディの題材となる人が、公人であるのか私人であるのかということも含めて斟酌(しんしゃく)しないと笑えるようで笑えない」と厳しい見方を示した。

 しかし、かねてから話題の人物を“ネタ”にしてきた番組だけに、「パロディが全部ダメだと言うつもりもない。どういう人ならやっていいのかを考えながらの作業になる」と制作側の苦しい胸の内を代弁した。

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2014年5月30日のニュース