川栄&入山 27日にも退院へ…容疑者は「殺意」認める

[ 2014年5月26日 12:05 ]

 岩手県滝沢市のイベント会場でアイドルグループ「AKB48」メンバーの川栄李奈(19)と入山杏奈(18)らがのこぎりを持った男に切りつけられた事件で、握手会会場として設営されたテント内の入り口付近にいた2人が、入り口側から順番に襲われていたことが26日、県警への取材で分かった。

 県警は、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された青森県十和田市、無職梅田悟容疑者(24)の動機などを調べている。のこぎりは折りたたみ式で、手荷物の中に隠し持ち、テントに入ってすぐに襲ったとみている。捜査関係者によると、取り調べに対し、殺意があったことを認めている。

 一方、AKB48劇場の湯浅洋支配人は26日午前、川栄や入山が入院する病院前に姿を見せ、「昨日手術が無事に終わり、今は容体も安定している。ご安心いただきたい」と話した。2人は退院に向けた最終的な検査を受けているといい、「明日退院するということで先生と調整している」と明らかにした。

 県警によると、梅田容疑者は川栄ら2人を切りつけた後、制止しようとしたスタッフにも襲いかかった。

 関係者によると、握手会は参加者がイベント会場内に設営されたテントに1人ずつ入り、1列に並んでいるメンバー数人と握手をする形式。当時テント内には5人のメンバーが並び、けがをした2人が最も入り口寄りにいた。

 事件は25日午後4時55分ごろ発生。メンバー2人と20代の男性スタッフの計3人が、頭や手にけがをした。

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2014年5月26日のニュース