雁屋氏「冷静な議論をする状況にない」 取材は先延ばし

[ 2014年5月23日 00:29 ]

福島第1原発事故をめぐる描写が波紋を呼んでいる「美味しんぼ」。4月28日発売号(右)と5月12日発売号

 主人公らが東京電力福島第1原発を訪問した後に鼻血を出すなど、健康影響の描写が議論を呼んでいる漫画「美味しんぼ」の原作者・雁屋哲氏(72)が22日、自身のブログを更新。「まだ冷静な議論をする状況にない」として、メディアの取材を受けるのを先延ばしにする意向を明らかにした。

 雁屋氏は「さまざまな事情があって」7月末まで海外に滞在。「取材はそれから、ご相談させていただきます。現在、取材を申し込んで来られた皆様には申し訳ないことですが、ご了承ください」としている。

 「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)での「美味しんぼ」休載ついては「去年から決まっていたことです」と説明している。

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2014年5月23日のニュース