たかまつなな 牛丼店の水はフィンガーボウル?コップで…

[ 2014年4月27日 09:33 ]

笑顔でポーズを決めるたかまつなな
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たかまつななインタビュー2

 昨年、次世代のお笑いチャンピオンを決める「ワラチャン!~U―20お笑い日本一決定戦~」で優勝し、バラエティー番組への出演が急増した。一方で、番組ではほかのタレントや芸人の話題についていけないことに戸惑った。先日は、EXILEのメンバーに関するトークがまったく分からなかった。

 早く“庶民感覚”を身につけなければと必死になっている。その一環として今年、マネジャーに連れられ、初めて牛丼店に入った。ガラス張りの店構えに「景色が悪いのになぜかしら」と疑問。差し出されたコップの水で指先を洗って、マネジャーに怒られた。「フィンガーボウルだと勘違いしまして。毎日が戸惑いの連続ですわ」

 現在、慶応大の総合政策学部3年生。両親からは外交官や官僚、新聞記者などの職に就くことを望まれている。「大学を卒業しても芸人を続けたら、両親から勘当されますわ」と言う。卒業予定の2年後に判断を迫られる。「どうするのか?」と聞くと「勘当されれば、たかまつ(本名高松)を名乗れなくなるので、芸名を変えようと思います」と、さらりと言ってのけた。

 家族に「一家の恥」と思われようが、高い志があるから揺るがない。「ポスト・池上彰さん」という最終目標があるからだ。「いつかテレビで、社会情勢とか政治の問題を視聴者と一緒に考える番組をやりたいですわ」と話す。

 花を摘むネタで芸人として好スタートを切ったが、目標に向けては種をまき始めたばかり。どんな大輪の花を咲かせてくれるのか、楽しみだ。

 ◆たかまつ なな(本名・高松奈々)1993年(平5)7月5日、神奈川県生まれ。フェリス女学院中学、高校を卒業。読売新聞子供記者を6年間務め、11年には高校生の主張コンクール国連広報センター賞を受賞。同年、高校生平和大使を務め、国連軍縮会議でスピーチしたことも。09年、漫才台本甲子園で佳作。昨年のR―1ぐらんぷりに準決勝進出。1メートル59。血液型O。

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