秋元康氏 唯一タイトル先に考えた曲は「川の流れのように」

[ 2014年4月26日 00:07 ]

秋元康氏

 「AKB48」総合プロデューサーの秋元康氏(55)が25日に放送されたフジテレビ系「僕らの音楽」に出演。数千曲に及ぶ作品の中で唯一歌詞より先にタイトルを考えた楽曲は美空ひばりさんの「川の流れのように」であることを明かした。

 歌手の水樹奈々(34)から「先にタイトルを決めてから詞を書かれるのか、詞を書いてからタイトルを最後につけるのか聞いてみたくて」と質問されると、秋元氏は「だいたいタイトルは最後」と原則を語った。

 ただ、「今まで5000曲近く詞を書いているんですけど、その中で1曲だけタイトルを先に考えたのが『川の流れのように』。原稿用紙があって、まず『川の流れのように』と書いたんですよ。なぜあれだけ先にタイトルを書いたのかわからない」と懐かしそうに振り返った。美空さんの大ファンだという水樹は「ずっとひばりさんの歌を聞いて育ってきたので、今のお話を聞いて鳥肌が立ちました」と感動の面持ち。

 また、秋元氏は自身が初めて作詞を手がけたアイドル・菊池桃子(45)のデビュー曲「青春のいじわる」について「(菊池は)本当に可愛かったんですよ。彼女が『いじわる』って言葉を言ったら可愛いなと。詞を書くとき、この人がどんな言葉を言ったら良いんだろうって考えるんですよね」と当時を振り返った。

 AKB48の渡辺麻友(20)のソロ曲にも「夕陽のいじわる」と「いじわる」が入ったタイトルの曲を作詞している秋元氏。「やっぱりアイドルつながり。まゆゆは久々の王道アイドル。AKBはいろんな変化球が多いけど、その中でもストレート」と“アイドルらしさ”を念頭に置いた上で作詞したエピソードを披露した。

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2014年4月26日のニュース