「第11回ゴールドコンサート関西予選会」スポニチプラザ大阪で開催

[ 2014年4月20日 05:31 ]

関西予選会を通過した我如古盛健さん

 10月13日の体育の日に東京国際フォーラムで開催される“障がい者の音楽コンテスト”「第11回ゴールドコンサート」の出場者を決定する関西予選会が19日、大阪・心斎橋のスポニチプラザ大阪で行われた。

 同コンサートは国内外から選抜された約10組のミュージシャンがグランプリを目指し出場するもので、これまで音源での審査のみだったが、今回初めて予選会を実施。関西予選会には北海道から沖縄まで10都道府県から14組がエントリーした。

 最年少出場者となったかしわもちかずと(本名・北畠一翔)さんはオリジナル曲「旅するかしわもち」を披露。生まれつき目が見えず、小学3年生の時に独学でギターを始めたかしわもちさんは「この曲は自分のために嘉門達夫さんに作詞、作曲していただいた曲で、芸名も嘉門さんにつけていただきました。将来は嘉門さんみたいに面白い歌を歌い、皆さんに元気パワーを届けるミュージシャンになりたい」とコメント。

 予選会終了後に厳正な審査の結果、沖縄県から参加した我如古盛健(がねこ・せいけん)さんが本戦への出場権を獲得した。我如古さんは30代で難病を発症し、歩行や会話が困難になった時期があったがその後、小学時代から習ってきた三線と歌で音楽活動をはじめ、現在は車いすで、施設や学校などで年間100回を超すボランティアライブを行っている。「障がい者のミュージシャンを代表して本戦で皆さんに元気を与えたいし、元気をもらいたいです」と我如古さんは本戦への意気込みを笑顔で語った。

 「第11回ゴールドコンサート」音源エントリーは5月7日必着分まで。詳細はNPO法人日本バリアフリー協会まで。

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