君島家から宝塚トップスターへ 十和子さん長女・憂樹さん入学

[ 2014年4月20日 05:30 ]

宝塚音楽学校の入学式で、自分の名前を呼ばれ晴れやかな顔で起立する君島十和子さんの長女・憂樹さん

 兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校で19日、約26・6倍の難関を突破した第102期生40人の入学式が行われた。元モデルで実業家の君島十和子さん(47)の長女憂樹(ゆうき)さん(16)も入学。2年間、バレエや声楽などを学び、ことし創立100年を迎えた宝塚歌劇団への入団を目指す。

 憂樹さんは、世界的服飾デザイナーで96年に死去した君島一郎さん(享年67)の次男、誉幸さん(49)の長女。この日は両親が見守る中、憧れのグレーの制服に身を包み緊張した面持ちで出席。先月29日の合格発表では、長かった髪を結い上げていたが、「タカラヅカらしい男役になりたい」と宣言した通り、バッサリ切って式に臨んだ。

 両親によると、15日には音楽学校に程近い寮に入った。十和子さんは「初めて自宅を離れてわずかの日数ですが、緊張した日々を送ったんだなと、きょう久々に顔を見て思いました」と目を細め「初心を忘れず努力を続けてほしい」と願いを込めた。誉幸さんも「やっとスタートラインに立ったんだと、親としてホッとしました。自分で好きで決めた道ですから頑張ってほしい」とエールを送った。

 「フェリーチェトワコ」などのブランドを手掛ける十和子さんは、かつて女優としても「翔ぶが如く」(90年)などNHK大河ドラマ3作や映画「極道の妻たち」シリーズなどに出演した。タカラジェンヌを目指す憂樹さんは、厳しい授業やマナーを学び16年春にも宝塚大劇場で初舞台を踏む。

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2014年4月20日のニュース