カフェから武道館へ!さいとうまりな メジャーデビューへ

[ 2014年4月9日 07:22 ]

今夏歌手デビューするさいとうまりな。現在は東京・渋谷の青山通り裏手のカフェ「factory」でアルバイトしながら修業中

 カフェから日本武道館を目指す歌手が、今夏メジャーデビューする。元グラビアアイドルで「ミスFLASH2011」のさいとうまりな(22)で、今春学習院大を卒業した才女。今月から東京・渋谷のカフェでアルバイトしながら、毎週土曜日に歌声を披露する。カフェで修業を積み、「3年後には武道館で歌いたい」と意気込んでいる。

 東京・渋谷の青山通り近くにあるカフェ「factory」。さいとうは4月から毎週水、金、土曜の午後にアルバイトしている。「お薦めはタレなしギョーザとフレンチトースト、種類の豊富なビールです」。色気も可愛らしさも感じさせる少し大きめの口がチャームポイントだ。

 ここが歌手としてのスタート地点。12日からの毎週土曜、客が多い時間帯に1曲だけ歌う。期待されるのは“ドヤラー”による発信。ドヤラーとは、カフェでスタイリッシュなパソコンを開き、誇らしげなドヤ顔で作業する人を意味する言葉。factoryは、IT企業関係者らが集うドヤラーの聖地。ファンを獲得すれば、ツイッターなどで名前が広まることになりそうだ。

 小学校から大学まで学習院育ち。歌手を目指して芸能事務所に所属し、初めて受けたオーディションが11年の「ミスFLASH」。いきなりグランプリに選出され、水着で1年間活動した。その後は大学に通いながら、歌の特訓を続けてきた。

 卒業のタイミングで、歌手への“就職”が決まった。見いだしたのは、男性4人組「GReeeeN」を発掘し、育て上げたユニバーサルミュージックの山崎吉史プロデューサー。「柔らかく優しい透明感の中に、心に響く芯が通っている歌声」とほれ込み、今夏のデビューが決定。1970~80年代に流行したシティーポップの路線で活動していく。

 目標とする歌手は竹内まりや(59)で、「私もたくさんの人に愛してもらえる歌手になりたい。聴いてくれる方の生活に寄り添うような、温かくて優しい歌を歌っていきたい」。カフェでは竹内の代表曲「純愛ラプソディ」を、ギターの弾き語りで届ける予定。約30席のカフェから、1万人以上を収容する日本武道館を目指す。

 ◆さいとう まりな 1991年(平3)10月18日、神奈川県生まれの22歳。グラドル時代の名前は斎藤眞利奈で、ユニット「G☆Girls」としても活動した。12年2月にグラビア活動を休止。高校時代にはバンドを組み、ボーカルを担当。1メートル60、B83・W54・H84。血液型A。

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