八千草薫、鳳蘭、大地真央…宝塚100周年 往年のスターが一堂に

[ 2014年4月4日 23:39 ]

宝塚歌劇の100周年を記念して開かれた「夢の祭典」のフィナーレで、「すみれの花咲く頃」を歌う八千草薫(中央)ら往年のスターたち

 宝塚歌劇の100周年を記念し、八千草薫(83)、鳳蘭(68)ら往年のスターたちと現役生が競演する公演「夢の祭典」が4日、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で開かれた。さまざまな時代を彩った“乙女”たちが、歴史を振り返りながら大きな節目を祝った。

 5日には多彩なゲストを招き記念式典が開かれる。

 「時を奏でるスミレの花たち」と銘打った公演は、歌劇団を象徴する「おお宝塚」の合唱で幕開け。30人以上のOGが若手から順に次々登場し、持ち歌を聞かせるたびに大きな拍手が湧いた。100年前の第1回公演で上演した「ドンブラコ」の復活上演もあり、専科の轟悠が桃太郎役を演じた。

 真矢みき(50)が司会役を務め、対談では失敗談や打ち明け話が披露され、会場を沸かせた。

 「ゴールデンコンビ」と紹介された大地真央(58)、黒木瞳がデュエット。共演は29年ぶりといい大地は「ここに戻って来られて良かった」、黒木は「あの時の気持ちに戻っています」と喜んだ。

 八千草は対談で「いつまでたっても自分は宝塚。月日がたつにつれて、懐かしい」と語った。最後に出演者全員で「すみれの花咲く頃」を歌い、華やかにフィナーレを飾った。

 観客の山上真理子さん(64)=東京都町田市=は「幕が開いて、歴代のスターたちが並んだ光景に歴史の重みを感じた」と興奮した様子だった。

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2014年4月4日のニュース