まゆゆに大きな期待 大島優子「人間味が出てきた」

[ 2014年3月30日 05:45 ]

コンサートで熱唱する渡辺麻友(左)と大島優子

 AKB48が29日、初めて国立競技場(東京都新宿区霞ケ丘)でコンサートを行った。アンコールでは新曲「ラブラドール・レトリバー」(5月21日発売)を初披露。注目のセンターは渡辺麻友(20)で、前作「前しか向かねえ」のセンターを務め、6月に卒業する大島優子(25)からエースのバトンを受けた形。大島の期待を背負い、7万観衆の熱い視線を“いただきまゆゆ”した。

 開演から約3時間半後に迎えたアンコール。7万人で埋まった“スポーツの聖地”で、大島不在の新選抜メンバー36人が発表された。

 初選抜は岡田奈々(16)、西野未姫(14)、大和田南那(14)、北川綾巴(15)、古畑奈和(17)、渋谷凪咲(17)、薮下柊(15)の7人。次代のAKBを担うメンバーを加えた36人の中心でパフォーマンスをしたのは渡辺だった。

 純白衣装をまとい、フレンチ・ポップスを想起させる爽やかな曲で大観衆を魅了。前作「前しか向かねえ」が最後のセンターとなった大島からは「どんなPV(プロモーションビデオ)になるの?」と興味津々に問いかけられた。

 ステージ序盤では、おなじみのキャッチフレーズを「7万人、14万の瞳の視線をいただき~まゆゆ!」と国立仕様に替えてあいさつした。

 2期生の大島から見て3期生の渡辺はすぐ下の後輩。2年前に前田敦子(22)が卒業した後、前田のポジションを任された後輩の頑張りぶりを温かく見守ってきた。

 明朗快活な体育会系の大島に対し、渡辺は漫画やアニメが大好きな文化系という対照的なキャラクター。自らエースとしてAKBを引っ張っていこうとする姿勢が見える渡辺について大島は「昔はなかなか自分を出せない子だったけど、人間味が出てきた」とも語る。

 大島は昨年の総選挙で指原莉乃(21)に次ぐ2位で名前を呼ばれた際に「踏み台にしてほしい相手は(指原と)別の人だった」とスピーチ。その相手とは渡辺とみられ、渡辺に大きな期待を寄せていることがうかがえる。

 渡辺にとってセンターは「So long!」(13年2月)、センター4人体制の一角だった「さよならクロール」(13年5月)に続き3曲目。6月7日に開票される選抜総選挙の投票権が封入される新曲で単独センターに返り咲いたことで、事実上“選挙の顔”にもなった。

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2014年3月30日のニュース