なすび エベレスト再挑戦「世界一高い場所から福島が頑張っていると伝えたい」

[ 2014年3月12日 05:32 ]

「全音楽界による音楽会」でエベレスト挑戦への意気込みを語ったなすび

 ジャンルを超えた歌手らによる東日本大震災支援チャリティー公演「全音楽界による音楽会」が11日、東京都港区のサントリーホールで開かれた。

 オーケストラをバックに演歌、ポップス、クラシック歌手の各歌手が熱唱。テノールのジョン・健・ヌッツォ(47)、演歌の都はるみ(66)のほか、谷村新司(65)、さだまさし(61)、鈴木雅之(57)、クリス・ハート(29)ら約20組が出演した。

 福島県出身のタレントで俳優なすび(38)もゲストで登場。震災後、さまざまな支援活動を続けており「東京と福島で、温度差が生じてきた。直接支援だけでなく、情報発信など間接的な支援も必要」と主張した。昨年5月、残り100メートルで下山する無念を味わったエベレスト挑戦に、来月から再挑戦する。「世界一高い場所から、福島が頑張っていると伝えたい」と力を込めた。

 今年で3回目。入場無料だが、出演者も来場者も義援金1万円以上を寄付するシステム。約2000人が集まり、オークションも合わせた収益は2897万1353円で、「3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構」などに寄付される。

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2014年3月12日のニュース