文枝襲名披露が大千秋楽 創作落語の新作で締め 20万人を動員

[ 2014年3月8日 19:06 ]

「大千秋楽」を迎えた襲名披露公演で口上を述べる六代目桂文枝=8日夜、大阪市

 上方落語の大名跡を継いだ六代目桂文枝(70)が8日、襲名披露公演の締めくくりとなる「大千秋楽」の公演を大阪市内で行った。2012年7月の襲名以来、パリやベトナム、タイなど海外を含む各地で112公演を開き、延べ20万人を動員。文枝は1年8カ月に及んだ公演を「何とか乗り越え、よくここまでこられた」と感慨深げに振り返った。

 この日の口上では文枝を中心に、桂歌丸、立川志の輔、桂ざこば、笑福亭仁鶴といった東西の人気落語家17人がずらり。「創作落語の数をさらに増やし、指針となってほしい」「日本の落語界をまとめて引っ張っていただきたい」などの言葉を受け、文枝が「今後ともよろしくお願いします」と頭を下げた。

 合唱も交えた234作目となる創作落語の新作「~熱き想いを花と月に馳せて~滝廉太郎物語」で最後を締めくくった。

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