佐村河内氏から障害者手帳「自主返還受けた」 横浜市

[ 2014年3月7日 17:20 ]

2002年に障がい者認定を受けた時の診断書を見せて説明する佐村河内守氏

 佐村河内守さんの作曲者偽装問題で、2002年に障害者手帳を交付した横浜市は7日、2月28日に本人から手帳の自主返還があったと明らかにした。市が指定する耳鼻咽喉科で、本人が2月20日から検査を受け、聴覚障害には当たらないとの診断が出たという。

 記者会見した市の障害福祉課長らによると、佐村河内さんは28日、妻と一緒に市の担当者2人と面会。手帳に加え、交付していた重度障害者医療証と福祉特別乗車券を返還した。

 重度障害者医療証を医療機関で提示すれば、市の補助により医療費の自己負担は必要なくなる。佐村河内さんは7日の記者会見で「3年くらい前から(声を)聞き取れることもあった」と説明。3年前の2011年3月以降では、市が医療費約24万円を負担していた。

 検査は通常2項目だが、本人の希望で脳波なども検査する計5項目で診断したという。

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2014年3月7日のニュース