日テレ「明日ママ」第7話は11・8%で微増

[ 2014年2月27日 10:17 ]

日本テレビ系連続ドラマ「明日、ママがいない」で主演する芦田愛菜

 児童養護施設の描写などをめぐり、放送開始直後から賛否両論が巻き起こっている、人気子役の芦田愛菜(9)が連続ドラマ単独初主演を務める日本テレビ系「明日、ママがいない」(水曜後10・00)の第7話が26日に放送され、視聴率が11・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが27日、分かった。

 初回14・0%、第2話13・5%、第3話15・0%、第4話13・1%、第5話11・6%、第6話11・5%と推移し、第6話からは0・3ポイントの微増だった。7話までの平均は13・0%となっている。

 さまざまな理由で親と離れ離れになった子どもたちが暮らす児童養護施設を舞台に、子どもたちが懸命に生きる姿を描く母子の愛の物語。

 同ドラマをめぐっては初回放送翌日、親が育てられない子どもを匿名で受け入れる“赤ちゃんポスト”に預けられた芦田演じる主人公のあだ名を「ポスト」としていることに、実際に「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を設置する慈恵病院(熊本市)が放送中止を要請する事態に。施設の職員が子どもに暴言を吐いたり、ペット扱いする場面もあり、全国児童養護施設協議会など複数の団体が内容改善を要望。第2話の放送からは騒動の影響のため、スポンサー数社がCM取りやめなどの措置も始め、第4話からは企業広告がすべてなくなり、ACジャパンや自社宣伝のみとなっている。日本テレビ側は取材不足を認め、「子供たちに配慮していく」と改善を表明しているが、問題となっている子どもたちのあだ名などは継続して使用している。

 一方、「あくまでフィクション」「問題提起になっている」「子役の演技が素晴らしい」なども声もあり、賛否両論が広がっている。

 芦田のほかには、同じく施設に預けられる子どもを演じる鈴木梨央(8)のほか、施設長役の三上博史(年齢非公表)、施設の職員役の三浦翔平(25)、児童相談所の職員役の木村文乃(26)、城田優(27)鈴木砂羽(41)らが出演している。

 第7話では、子どもたちの新しい担任とその妻役で吉沢悠(35)と安達祐実(32)が出演。ポストたちのクラスに新しい担任として朝倉(吉沢)が赴任。そんな中、“ジョリピ”こと東條(城田)夫妻がコガモの家に訪れる。東條が男の子との縁組を望んでいることを知ったボンビ(渡邉このみ・7)は髪を切り、男の子のふりをして東條家に通うようになる。一方、オツボネ(大後寿々花)とともに香織(鈴木)に行ったドンキ(鈴木)は佐々木(三上)が香織の夫ではないかと告げる。その頃、病気の妻に代わって家事をしている朝倉の元に手伝いに行ったポストのことを朝倉の妻・瞳(安達)が亡くなったはずの娘の名前で呼び出し…という展開だった。

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2014年2月27日のニュース