樹木希林 夫・裕也との絆を語る「相手にとって不足なし」

[ 2014年2月25日 17:09 ]

映画「神宮希林 わたしの神様」完成舞台あいさつで夫・内田裕也について語った樹木希林

 女優の樹木希林(71)が25日、都内の劇場でドキュメンタリー映画「神宮希林 わたしの神様」(監督伏原健之、4月26日公開)の完成舞台あいさつに出席した。

 映画は樹木の「お伊勢参り・ドキュメント」。昨年、20年に1度、社殿を造り替える「式年遷宮」が行われた三重県・伊勢神宮を人生で初めて訪れた様子を追いかけた。東海テレビが制作した番組を劇場向けに再編集した。

 「全身がん」と公表していた樹木は自らの人生観に言及。「テイッシュ1枚でも捨てられて、十分に役を果たしたという思いで見ると、人間は生きて、全部使い切ったと思えるのが冥利」。淡々とした口調でそう語ると、夫の内田裕也(74)についても、「向こうにとっては迷惑かもしれないけれども、私にとっては“相手にとって不足ない”という関係」と強い絆をにじませた。

 1月末には友人を交えハワイで会食。夕景が有名なレストランだが、雨模様を心配する内田に「夕日は見える」と断言。「お前は変わってるな」とあきれられたが、「そしたら、やっぱり夕日は見えました。何のことはない私には天気予報の情報があった。そうやってだましています」と夫婦のやりとりを明かし、笑わせた。

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2014年2月25日のニュース