笑わない上野樹里 「江」以来3年ぶり主演ドラマはシリアス復讐劇

[ 2014年2月24日 05:30 ]

4月スタートのTBSドラマ「アリスの棘」で3年ぶりの連ドラ主演となる上野樹里

 上野樹里(27)が、4月スタートのTBSドラマ「アリスの棘(とげ)」(金曜後10・00)に主演する。医療ミスで亡くなった父のため、ミスを隠蔽(いんぺい)した医師らに復讐(ふくしゅう)するサスペンス。11年の大河ドラマ「江」以来、3年ぶりのドラマ主演。

 強くてキュートな女による、人生をかけた復讐劇。上野が演じるのは、14歳時に手術ミスで父が死亡して以降、父の敵討ちだけを目的に生きてきた女性。ミスが隠蔽された大学病院に新人医師として就職し、関わった一人一人に復讐していく。

 主演作「のだめカンタービレ」をはじめ、明るく朗らかな女性の演技に定評があるが、今作は笑わない役どころ。悪のにおいがするシリアスな役柄は初挑戦で、起用理由について高橋正尚プロデューサーは「上野さんは強い意志があって、アクティブなイメージ。冷たいほほ笑みを浮かべていたら興奮すると思った」と説明した。

 上野は「新しいジャンルに一歩踏み込んでいくようなワクワク感がある。精いっぱい楽しみたい」と抱負。「復讐している姿を通して、彼女の孤独や悲しみなどを丁寧に演じたい」と話している。TBSにとっては、昨年の大ヒット作「半沢直樹」以来の“復讐ドラマ”。復讐の手段について高橋氏は「医師として間違っていることを教え、苦しみを与えることで医師の道を断つ」とだけ明かした。共演はオダギリジョー(38)、栗山千明(29)、中村梅雀(58)ら。

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2014年2月24日のニュース