プーチン批判の女性バンド、一時拘束 五輪開催中のソチで

[ 2014年2月18日 23:39 ]

 ロシア治安当局は18日、プーチン大統領を批判して服役、昨年末に釈放された女性バンド「プッシー・ライオット(子猫の暴動)」のナジェジダ・トロコンニコワさんら2人を、五輪開催中のソチで一時拘束した。トロコンニコワさんが投稿サイト、ツイッターで明らかにした。

 2人は釈放後もプーチン氏の批判を続けており、拘束には警告の意味があるとみられる。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは同日、2人がソチで「プーチンが祖国愛を教えてくれる」という自作音楽ビデオの上映を計画したため、当局が妨害したとの見方を示し、即時解放を要求する声明を発表していた。

 2人は宿泊先のホテルで起きた盗難事件に絡み事情聴取を受けた。

 アムネスティによると、2人のほかにも、人権活動家ら数人が拘束されたという。(共同)

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2014年2月18日のニュース