中井貴一 ソチ五輪選手へ「申し訳ないなんて言う必要はない」

[ 2014年2月12日 16:13 ]

テレビ朝日開局55周年記念ドラマ「時は立ちどまらない」制作発表会見に登場した(前列左から)黒木メイサ、中井貴一、樋口可南子、吉行和子(後列左から)神木隆之介、柳葉敏郎、橋爪功

 テレビ朝日開局55周年記念ドラマ「時は立ちどまらない」(22日後9・00)の制作発表会見が12日、都内のホテルで行われ、脚本を手掛けた山田太一氏(79)や主演の中井貴一(52)ら出演者がソチ五輪で活躍する日本選手たちに人生の先輩としてアドバイスを送った。

 中井は「日本人のインタビューを聞いていると、メダルが取れなくて申し訳ないというが多くて、申し訳ないなんて言う必要はないってしみじみ思う。堂々とダメでした!って帰ってくればいい。結果を恐れず、自分がやりたいようにオリンピックで頑張ってくれれば」。

 柳葉敏郎(53)も「スポーツは結果がつきもの。ただ、そこにたどり着くまでの経過がしっかりと皆さんの目に感動として映っていると思う。まだまだもっともっといっぱい感動を伝えてほしい」とエールを送った。

 スノーボード男子ハーフパイプで銀メダルを獲得した平野歩夢(15=バートン)、銅メダルを獲得した平岡卓(18=フッド)をはじめ、若い選手たちの活躍が目立つ。選手たちと同世代の神木隆之介(20)は「頑張っている姿を見ると、自然とガンバレ!って思って、それで涙が出て、感動する。何かを必死に頑張っている人は美しいんだなと。僕も頑張らないとなと思う」。黒木メイサ(25)も「そうやって皆さんが活躍してくださったのはうれしい」と続けた。

 山田氏は「若い時に頂点に行きすぎると、後の人生が辛くなる。次点ぐらいがいいんじゃないかな。メダル取らなきゃ悲劇みたいに言うのは正確じゃない。人生はそんなに簡単じゃない。あまり早く勝利しないでください」と重みのあるアドバイスを送っていた。

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2014年2月12日のニュース