米の元祖天才子役テンプルさんが死去 6歳でアカデミー賞

[ 2014年2月12日 05:30 ]

 米国の元女優、外交官のシャーリー・テンプル・ブラックさんが、10日、米カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の自宅で家族にみとられて死去した。85歳だった。

 ロイター通信などによると28年、同州サンタモニカ生まれ。幼くして演技の才能を見いだされ、大恐慌時代の30年代に数々の映画に出演した。米国民に希望を与える子役スターとして一世を風びし、6歳でアカデミー賞の特別賞を受賞した。

 結婚後の49年、21歳で映画界を引退。共同電によると、その後は政治や外交への関心を強め、74年に駐ガーナ大使、89年には共産政権の崩壊で揺れる駐チェコスロバキア(当時)大使に任じられた。日本でもファンが多かった。遺族は「女優、外交官として偉業を達成した故人の人生に敬意を表したい」との声明を発表した。

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2014年2月12日のニュース